金星の日面経過
2012-06-06
ネット上では、あちこちで話題になっている「金星の日面経過(金星の太陽面通過)」が現在進行中です。
「金星の日面経過(金星の太陽面通過)」は金星が太陽の手前を横切る珍しい現象で、今朝、7時28分ごろから、昼過ぎの13時47分ごろにかけて、ゆっくりと移動していきます。
月が太陽を隠す日食と同様に、金星が太陽の前を横切るのですが、金星はみかけ上のサイズが非常に小さいため、日食のようにドラマチックな変化がなく、そのためか一般的には地味な天文現象のように思われているようです。
しかし、この現象が次回起こるのは105年後とのことで、大多数の方々は、きっと私を含めて、二度と見ることができない現象というわけです。
ただ「地味」な現象のため(笑)、錦帯橋と絡めて撮影するのは、ちょっと難しいので、今回それは諦めました(笑)。
写真は、7時28分、第2接触と言われる、金星が太陽に入りこんだ瞬間です。
2012-06-06 17:00追記
2枚目は、10時30分、最小角距離と言われる、太陽の一番中心寄りまで入りこんだ時に撮影しました。
本日の岩国は朝からよく晴れており、観測には最適でしたが、昼ごろから少しずつ薄雲が広がり、金星が太陽から抜ける13時30分ごろは、雲越しに太陽は見えるものの、金星は見えなくなってしまいました。
※正しい用語は「日面経過」のようですから訂正しました。
投稿者 Matsumoto : 2012-06-06 08:27