入道雲考察
2006-08-22
暑い夏の日が続いても、形のいい入道雲はなかなか出現しません。入道雲は上昇気流のあるところに発生するものですが、錦帯橋付近は地形的に上昇気流が発生しにくいのかもしれません。
それでもたまには形の良い、いわゆるモクモクの入道雲が見られることがあります。出現する方向は錦帯橋から見て、北、あるいは南東方向が多いように思います。上の掲載写真は、一昨年の撮影ですが、北に現れた雲です。また昨日2006年8月21日の写真は南東方向の雲です。
その他の方向に発生することもありますが、地形の関係か、東や南の雲は距離が遠いことが多く大きく見えません。また東方向は岩国山が、西方向は城山が間近にあるため、雲がよく見えず、写真にはしづらいです。
ところで、たまに良い形になった雲も、形が変化するのは非常に早く、瞬く間に形が崩れてしまいます。カメラをセットする間にも、どんどん大きく成長して、あっという間に画面からはみ出してしまいます。
もちろん、いい雲を見つけてから撮影に行ったのではすでに遅く、ある程度、形の変化を予測して早めに撮影準備をする必要があります。もちろん予想はハズレのことが多々あり(笑)、暑い中、骨折り損のくたびれ儲けということでガッカリです。(笑)
それでも自然は時として、すばらしい光景を展開してくれますから、写真は止められません。
なお、ひとくちに「入道雲」と書きましたが、気象用語では「積雲」、「積乱雲」と言います。
ちなみに写真の雲は「積雲」です。
投稿者 Matsumoto : 2006-08-22 21:15