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名残の雪

2006-03-14

今朝、カーテンをあけた途端、あっと驚きました。薄っすらと雪が積もっています。

今年は「平成18年豪雪」と名付けられたほど、全国的には大雪の冬でしたが、気候温暖な岩国では、3月も中旬になって、雪を見るとは思ってもみず、本当にまさかの出来事でした。

確かに岩国も、この冬は異例ずくめで、12月に3回も積雪を見ました。例年だと、12月には雪がちらつくことはあっても、本格的な積雪を見るのは1~2月であり、また回数も、多くて数回だからです。もちろん積雪と言っても、せいぜい数cmから5cm程度で、10cmも積もったら岩国では「大雪」と言います。(笑)

もちろん3月に降ることも珍しい現象です。今朝は錦帯橋も薄っすらと雪化粧し、ナノハナも寒そうに頭を垂れていました。

しかし、春が近づいた今、振り返ってみると、例年は一番寒いはずの時期である2月には、春を思わせる暖かい日が多く、雪の回数もトータルで見ると特別多かったとは言えないようにも感じます。

この冬は、早くから遅くまで寒い日がありましたが、途中には暖かい日も多く、寒暖の変動が著しかった冬と言えるのではないでしょうか。

ただ、冬の気候に限らず、昨年の錦帯橋の橋杭を流した台風による洪水や、近年猛威を振るう風台風、梅雨時の集中豪雨など、異常気象とは言い切れないまでも、それに近いものが感じられるのも確かです。

美しくすばらしい景観が、自然の力にはなすすべもなく損なわれていくのは、残念ではありますが、これもまた自然なのでしょうか。

投稿者 Matsumoto : 2006-03-14 20:15