ちょっと変わったヒドリガモ
2012-02-19
錦川は、錦帯橋から数キロ下ると、今津川と門前川という二本の川に分かれて瀬戸内海に注いでいます。
その今津川と門前川に挟まれた三角州に、今まさに在日米軍再編の渦中にある、米軍岩国基地があります。ここ最近、また再編の動きが激しくなったようで、毎日のようにニュースで報道されています。
しかし、今日の話題は基地ではなく、のんきなことに川にいるカモです。
今津川と門前川には、この冬は全国的に鳥が少ないと言われながらも、私の目測(ほとんど勘でチョー適当です、かなり違っていたらゴメンナサイ)では、数百羽のカモ類が越冬しています。
その中で多くの数を占める中心的な種がヒドリガモです。全体の7~8割くらいでしょうか。他にはコガモ、マガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロなどがいます。また河口から海に向かうと、更に多くの種類が見られます。
もちろん、吉香公園の堀にも毎冬ヒドリガモが越冬にやってきますが、狭い堀ですから、せいぜい20~30羽程度でしかありません。
そのヒドリガモの群れを眺めていましたところ、よく似ているけれど、何となく、どこかがちょっと違うカモを見つけました。手前の真ん中がそれです。
ちなみに、手前の左右はヒドリガモのメス、奥の三羽はヒドリガモのオスです。
この鳥はオスですが、よく見ると、顔の模様、胴の色などがヒドリガモとは異なっています。
答えを申しますと、ヒドリガモとその仲間のアメリカヒドリとの交雑種ではないかと思われます。
このような、ちょっとした発見があるのも、野鳥観察の楽しみのひとつです。
投稿者 Matsumoto : 2012-02-19 21:24