桜は遅々として進まず
2009-03-25
先週一週間は、三月とは思えないほど大変暖かい日が続きました。岩国の最高気温は3月18日の21.6度を最高に、毎日20度近くまで上がりました。そのため桜(ソメイヨシノ)の蕾が一気に膨らみ、3月19日には記録的な早さで錦帯橋・吉香公園で開花しました。
ところが、今週に入って気温が下がり、最高気温は15度以下の日が続いており、今日に至っては11度までしか上がりませんでした。そのため、桜の開花の進み方がゆっくりになっています。
開花の進み方が遅くなると、一般的には、長い期間、花を観賞できてよいのではないかと思われがちです。
ところが写真を撮影する立場から言うと、まったくそうではありません。と言いますのも、一度開いた花はその後の気温には関係なく、4~5日で散ってしまいます。しかし寒い日が続きますと、開花していない蕾はそのまま時を待っています。
そうなると、一本の木の中でも、早く咲いた花は散り始めているにも関わらず、蕾はそのまま残っているということになります。
ここまで長々と説明をいたしましたが、一言にまとめますと「最高の満開が無い」と言うことです。写真のためには、開花したらどんどん気温が上がって、一気に満開になって欲しいのです。
過去にも、開花が早かった年は「最高の満開が無い」ことが多かったように感じます。週間天気予報でも、来週はじめまで、あまり気温が上がる予想ではなく、このままでは今年もそうなりかねません。
咲いたら咲いたで、やはり気になる日々が続きます。(笑)
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投稿者 Matsumoto : 2009-03-25 21:50