世界遺産はお預け
2007-01-24
文化庁は2007-1-23に、世界文化遺産登録へのファーストステップとなる暫定リストに「富士山」など4件を追加掲載することを発表しました。残念ながら「錦帯橋と岩国の町割」は選に漏れ、来年度以降の掲載を目指すこととなりました。
これまで私は、このブログで何度も景観問題を訴えてきましたが、景観問題は今回の決定にかなり影響しているのではないかと考えています。正直なところ、私は身贔屓で一抹の希望を抱きながらも、掲載は難しいと思っておりました。
本日の中國新聞の記事によると、
『「世界的に希少性が高い」「架橋技術を三百三十年にわたり伝承している」-。文化庁は岩国市の錦帯橋を評価しながら掲載を見送った。「周辺の町並みなど文化的景観の意義づけの不足」「技術の確実な継承の証明」などを課題に挙げた。』とあります。
ファーストステップである、暫定リストへの掲載ですら、景観問題を含めて、困難な課題を突きつけられました。
改めて「錦帯橋を世界遺産に」は、並大抵のことではなさそうです。
関連リンク : 世界遺産登録までの手続き (文化庁) ≫
投稿者 Matsumoto : 2007-01-24 21:24