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続々・桜名所の危機?

2012-02-01

錦帯橋・吉香公園一帯には、約3000本の桜が植えられており、その中には明治に植えられ樹齢100年を超えたソメイヨシノの古木も何本か現存しています。

当ブログでは、約二年前に「桜名所の危機?」「続・桜名所の危機?」を書き、錦帯橋の桜が抱える問題を指摘しました。

内容を要約すると「錦帯橋の桜は、近年痛みがひどくなっており、花も少なくなっている。このまま放置すると、最悪全滅しかねず、早急に保護が必要である。」という趣旨です。

私は10年くらい前から、桜の衰弱が感じられることに危惧しておりましたが、ここ4~5年でしょうか、やっと少しずつ保護対策がとられるようになってきました。

とは言え、これまでは、太枝の剪定痕の保護が行われるようになったり、枯れた木の跡などに苗木を補植したりする程度で、私が一番重要ではないかと訴えていた根元保護は行われず、桜の根元は踏み固められたままでした。

しかし、ここに来て、やっと根も手入れされるようになりました。

全体から見ると、まだごくごく一部の木ではありますが、いつの間にか、根元の土が入れ替えられたようです。作業現場を見たわけではありませんが、踏み固められた土を掘り、根が伸びやすいように、堆肥を混ぜて土を柔らかく改良したようです。

ただ、これだけではまだまだ不十分と思います。再び根元周囲が踏み固められてしまわないように、何か根本的な対策を考える必要があるでしょう。

景観を損なわずに、なおかつ根元に人が踏み込まないようにする妙案はないものでしょうか?

投稿者 Matsumoto : 2012-02-01 20:59

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