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災害対策と景観・工事完成

2007-07-29

これまで一年半とちょっとわたり、災害対策と景観の問題を書いてきましたが、いよいよ問題の箇所の工事が完成したようです。

市が景観に配慮して施工したと言う法面は、相変わらず薄く土を被せて苗木をちょろちょろと植えただけで、市民から見れば、景観配慮とはとても思えない状況です。昨年施工した部分は草が多少生えてきているものの、錦帯橋から見れば違和感ありありで、工事部分が全体の風景から完全に浮いています。

以前は車のすれ違いも困難だった道が、広くはなりましたが、龍江の雰囲気は完全に損なわれてしまいました。他に広い道があるのに、わざわざ景観破壊をしてまで、この道を拡幅する必要があったのか、非常に疑問に感じます。

終わってみれば、災害対策に名を借りた道路拡幅工事であったわけで、市の担当者は「景観問題は長い目で見て欲しい」と言うものの、世界遺産に推薦しようかと言いながら、片や景観破壊をしていることに対し、釈然としないのは私だけではないはずです。

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投稿者 Matsumoto : 2007-07-29 15:17

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